上翅中央の黒いスジが特徴的なコメツキムシ。見た目が特徴的なため容易に同定できると思っていたが、タテスジカネコメツキという見た目がそっくりな近似種がいるようだ。「細川浩司氏蒐集の邦産コメツキムシ」によると、『極めて密な前胸背板点刻のため点刻が相接し間隙が殆ど認められないのがタテスジで, 点刻間は相離れ点刻径とほぼ等しい間隙が認められるのがタテジマである』とあるが、本写真や「日本産コメツキムシデータ」に記載の写真では判断できなかった。
また、タテジマは東北地方南部から本州全域と高知・福岡から記録されているのに対し、タテスジは北海道~九州まで広く分布するとあるため、四国中央市ではどちらがいてもおかしくない。次に見つけたときは前胸背板にフォーカスしようと思う。