四国中央市 探索記

【探索】折宇集落

2021年8月8日

四国中央市富郷町の奥の奥にある小さな集落。県道6号から城師(じょうし)大橋を渡り新居浜市方面へ行くと、山方面と川沿い方面の分かれ道がある。山の方面へ向かい、しばらくすると折宇(おりう)集落が見えてくる。

折宇集落は標高約600m程度の山間に位置しており、あまり人が訪れることがないためか、道路はアスファルトであるもののところどころ剥がれて陥没し、十分に整備されていない様子だった。中ノ川しかり、過疎集落への道は整備不十分なところが多い。富郷ダムの建設に伴い、ダム上流の松野・寺野・宮城・葛川・城師の五集落が水没し、戸女・折宇の二集落が少数残存集落とし孤立した背景があるため、こういった道路の整備は十分に行ってほしいものだ。

四国中央市は金生町山田井の切山に有名な平家の落人の伝説があるが、この折宇集落にも平家の落人の伝説が残っている。伝説によると、集落は寿永四年(1185年)屋島の合戦に敗れた平家一門の渡辺盛忠と、藤原氏の一門近藤正季が落ちのびてきて開いた集落という(データベース愛媛の記憶:外部リンク参照)。史跡もいくつか残されているようで、近々探索してみようと思う。

平家落人伝説に係る折宇の史跡案内看板
合田正良氏の碑文
史跡の案内図 大雑把な図でよくわからない
林道の起点の看板も汚れて見にくい

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