和名 | ニホンマムシ | 撮影機材 | オリンパス OM-D E-M1 Mark II 12-40mm F2.8 PRO |
時期 | 4~10月 | 撮影日 | 2021年8月8日 |
分布 | 北海道・本州・四国・九州 | 撮影場所 | 富郷町 |
大きさ | 400〜650mm | 備考 | ー |
日本に生息する代表的な有毒ヘビ。体長が短いわりに幅が太いため、他の蛇と比較してずんぐりむっくりしている。攻撃性が高いことで知られており、近づいてみると逃げるのをやめて臨戦態勢に入り(上記写真)、尾を震わせて威嚇音を出す。この状態からさらに近づくと飛びついて咬んでくる。
ニホンマムシは、林道や田畑、河川敷などいたるところで見られる。倒木の下や木のうろ、草むら等に潜んでおり、虫捕りやキノコ・山菜採り採りの際に手に受傷することが多。
マムシの毒は作用の因子が多く(出血、神経毒、血液凝固、溶血、壊死など)、見た目の腫れなどのひどさに比例しないため、軽症だと勘違いして適切に処置されず重症化することがあるそうだ。最悪、急性腎不全や心不全、多臓器不全により死亡する可能性もある(フィールドワーカーのための毒蛇咬症ガイド:外部リンク)。ニホンマムシに似たヘビを見つけた場合は近づかないようにし、不意に咬まれてしまった場合は早急に病院に行くようにしよう。救急車を呼んでもいい。口で毒を吸い出すことや、自己で軽症と判断することは厳禁だ。