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新築なのに震度1で揺れた!耐震性は大丈夫?チェック方法と対策!

2024年5月末に新築の引き渡しがあり、その後小さな地震を数回経験しました。

 

うちは一条工務店i-smartの2倍耐震を採用しており、耐震性は日本最高レベルと思っていたのですが、なんと震度1でも揺れることがわかりました(+_+)

 

耐震性は高いのに何で揺れるの??欠陥があるんじゃないの??って不安に思う方もいるかと思います。今回は、建物と地震について解説していきます。

 

 

1.新築なのに震度1で揺れることはあるのか

結論から言うと、新築であっても家は震度1で揺れます!

 

例えば、地震でなくても日常生活の中で家が揺れることはよくあります。

・近くの建設作業による揺れ
・大型トラックの通行による揺れ
・強風による揺れ

これらの揺れのほとんどは家の構造に直接的な危険をもたらすものではありませんが、こういった比較的弱い力でも家というのは揺れることが多々あります。

 

そもそも、木造住宅は適度に揺れて振動を吸収して壊れないように(衝撃を逃がすように)設計されています。

 

ですので、震度が小さい地震であっても、揺れてしまうのは仕方がないと言えます。

 

2.耐震であって、免震や制震ではない

そもそも、建築基準法で決められていたり、各ハウスメーカー・工務店がアピールしていたりするのは「耐震性」になります。

 

「耐震」とは、文字通り「地震の揺れに耐える」構造を言います。「揺れない」ではなく、「揺れに耐える」です。地震の衝撃に対し、接合部材や筋かいなどで建物の骨組みを強化するなどして、建物が崩壊するのを防ぎます。

 

メリットは、「制震」「免震」に比べてコストが安いことが挙げられます。また、免震構造の場合、地下室が作れないなどの設計に制約がでる場合やリフォームで施工できない制約がありますが、耐震構造は建物自体の骨組み等の問題ですので、比較的自由に設計できます。

問題点は、揺れてしまうことです。家具の転倒や落下の可能性が高く、地震の際の二次被害への対策が弱いことから、家財などの転倒対策は自分で実施する必要があります。例えば、家具はタンスなどの背の高いものや、テレビ台に乗ったテレビなど、倒れると人的・金銭的被害が大きいものは事前に固定しておくことが重要です。

 

ちなみに、「制震」とは、建物の揺れを吸収する仕組みでになります。地震による建物の揺れは、上の階に行けば行くほど大きくなります。そこで下層階に「ダンパー」と呼ばれる制震装置を組み込み、地震の力を吸収することで、揺れを抑えるというシステムです。

小さいダンパーによる制震は、戸建て住宅での導入も増加しているそうです。

気になる方はリフォームの見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。

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なお、「免震」とは建物と基礎部分の間に免震装置(積層ゴムなど)を入れることで、地震の揺れをその免震装置が吸収し、建物に揺れが伝わるのを防ぐという、「耐震」「制震」とは違った仕組みです。

家を建てる設計の段階で検討しなければいけないことや、導入コストが高いことから、一般家庭では採用されることが少ないです。

 

新聞を印刷する建屋等、地震の際にも稼働する必要のある場所などにはよく導入されています。(愛媛新聞)

 

3.あなたの家は地震に強い?耐震セルフチェック!

Q1 建てたのはいつ頃か

A. 1981年6月以降であればとりあえずOK、2000年以降であれば安心

1981年6月に建築基準法が改正され、耐震基準が強化されました。改正される前の旧耐震基準では、震度5程度の中規模の地震には耐えられる(倒壊しない)ものの、それ以上の大地震では倒壊してしまう恐れがありました。

改正後の基準では、震度5程度の地震では軽度のヒビ割れ程度、震度6では倒壊しない程度の強度が求められるようになりました。

大きな地震1回は何とか耐えられます。

 

さらに、現行の耐震基準(2000年基準)では、新耐震基準からさらに規制が強化されています。例えば一次設計では、中程度の地震で柱や梁(はり)など主要構造部に使われる材料の『許容応力度(耐えられる力)』を超えないよう、計算しなければならなくなりました。

また、二次設計では、大地震に対して倒壊・崩落しないよう、建物の構造種別や規模別に3つのルートに分けて計算するなど、かなり細かな構造計算が求められるようになりました。そのため現行の耐震基準(2000年基準)で建てられた家は、それまでの新耐震基準で建てられた家よりも、さらに高い耐震性を有しています

 

Q2 いままでに大きな災害に見舞われたことがあるか

ご自宅が長い風雪のなかで、床下浸水・床上浸水・火災・車の突入事故・大震災・崖上隣地の崩壊などの災害に遭遇し、わずかな修復だけで耐えてきたとしたならば、外見では分からないダメージを蓄積している可能性があります。この場合リフォーム業者等の専門家による詳しい調査が必要です。

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Q3 家全体の傷み具合について

建物全体を見渡して判断して下さい。屋根の棟・軒先が波打っている、柱や床が傾いている、建具の建付けが悪くなったら老朽化と判断できます。また、木製の土台をドライバー等の器具で突いてみて「ガサガサ」となっていれば腐ったり白蟻の被害にあっている可能性が高いです。とくに建物の北側と風呂場廻りは念入りに調べましょう。白蟻は、梅雨時に羽蟻が集団で飛び立ったかどうかも判断材料になります。

シロアリがいる可能性が高いなら、早めに業者を呼んで確認してみましょう。

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Q4 建物の平面はどのような形?

整形な建物(直方体等)は欠点が少なく、地震に対して建物が強い形であることはよく知られています。一方で、コの字型や凹型等の不整形な建物は地震に比較的弱い形とされています。

 

Q5 大きな吹き抜けがあるか

直方体の整った建物であっても、1辺4m以上の吹き抜けがある場合は注意が必要とされています。

 

その他にもいろいろあるけれど・・・

上記に挙げた他にも、壁の多さや屋根材の種類等チェックする点は様々あります。

 

しかし、やはりセルフチェックだけだと、不安というものはなかなか払しょくされないものです。

 

少しでも不安がある場合は、プロに診断してもらうことをオススメします。

 

4.地震に備えよう

リフォーム業者に住宅診断してもらおう

プロに住宅診断をしてもらいましょう。

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