四国中央市 花・自然

【桜/2023年枯死】表桜(おもざくら)

2021年3月28日

四国中央市金生町山田井の切山の頂上付近、真鍋家住宅の裏の要害の森にある巨木。樹齢は300年以上と言われており、旧川之江市では保存樹林として指定されていたとのこと。要害の森には、他にエノキ等の樹木が生えており、これもまた、巨大である。表桜の命名の由来に書かれているように、樹齢4-500年の樹木もあるのだろうか。

表桜自体は1本の巨木であり、花の密度が低いこと、森の一角であること等の理由から、お花見には適していない。真鍋家住宅を見に行く際に、ついでに見るくらいがちょうどよい。桜が咲く時期は表桜の案内板が出る。


なお、表桜(おもざくら)は下記の通り、真鍋 潤 氏により命名されたとのこと。

〈命名の由来〉
 「重文真鍋家は、古来より表(おも)という名で知られています。真鍋家の裏にあたるこの地は要害と呼ばれ、ここに繁茂している自然林は四、五百年もの長きにわたって付近の集落を風水害から守ってきました。要害のなかでもひときわ目につくこの大きな山桜は風雪に耐えた雄雄しい姿を私どもの前に現しています。春には花で覆われとても美しい姿になります。まさに表(おも)の意味そのものです。
この山桜は、時をおなじくして建てられた真鍋家住宅と歩調をあわせながら年輪を重ね今日に至っており、平成2年3月15日に川之江市より保存樹林の指定を受けました。これを讃えて、表桜(おもざくら)と命名しました。」
   ふる里の 裏山に在る 表桜
       今年の花を 人寄りて観る  

 潤   平成四年四月吉日

〒799-0112 愛媛県四国中央市金生町山田井2030−2

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