下柏の大柏(しもがしわのたいはく)は、四国中央市下柏町にあるイブキ(ビャクシン)の巨樹。樹高約15m、根回り14.3m、目通り8.34mで樹齢は1,200年を超すと言われている。国の天然記念物に指定された当時は周りには田畑しか無かったそうだが、現在は国道11号のバイパスが通っており、コンビニや住宅に囲まれてる。なお、バイパスからもこの巨樹を見ることができる。
イブキは成長の遅い木として知られており、このような巨樹に育つには極めて長い歳月を要し、また、風の強いこの地方で枯死せずに成長し続けることは、奇跡的といえる。幹の根元の空洞には、天明3年(1783年)に地蔵菩薩が安置されている。古くから地元の信仰対象だったことを物語っている。四国中央市屈指のパワースポットと言える。