新築で建てた家をきれいなままで長く使っていきたいという気持ちは誰にでもあると思います。
ただ、それは価格との兼ね合いにより諦めることもあると思います。
我が家は床冷房を取り入れたこともあり、金銭面を少しでも浮かしたかったため、ハイドロテクトタイルも採用しませんでしたし、フロアコーティングも実施していません。
今回は、入居後約4ヵ月の段階でのフローリングの現況と、コーティングが必要かどうかについて解説していきます。
目次
1.一条工務店ii-smart標準『EBコートフローリング』の現況(フロアコーティング無し)
EBコートフローリングとは
一条工務店i-smartの標準のフローリングである『EBコートフローリング』はEB※により樹脂をコーティングした床材になります。
EBコートでコーティングしているため汚れや傷に強いとされていて、一条工務店の方からは『フロアコーティング不要』とはっきりと言われることが多いです。
EB(電子照射/Electron Beam)コーティング
UV(紫外線)コーティングと同じようなもので、電子線を照射して樹脂を硬化させてコーティングする手法。不揮発性の樹脂を使用するため臭い等が無い。また、UVと比較して強いエネルギーを使用するため塗膜を厚くしやすく、さらに、耐候性、耐熱性、耐薬品性、耐磨耗性などに優れた塗膜が得られる。
入居4か月目の現況(傷の実例)
我が家は子どもが一人いて、入居時点で0才6か月、現時点で10か月になります。
入居直後は座る程度でしたが現在はハイハイやつかまり立ち等しており、床へのダメージを与えやすい状態にあります。
さて、実際の床の状態(傷)を見ていきましょう。まずは凹みからです。
中央部に3点ほど、小さな凹みがあります。これは子どもを抱っこして座っているときに、子どもがスマホのコードを引っ張ってスマホを落とした際にできた傷と思われます。
ぱっと見た感じでは目立ちませんが、掃除などをしているとこういう小さな凹みだらけです。個人的には気になります。
次は何か擦ったような凹みになります。これは単純にイスを組み立てる際に金属部分が当たってしまってできた傷になります。
一瞬の油断が傷に繋がります。
次は抉れている写真になります。ちょっと重くて硬いもの、例えばフォークなどを落としてしまうとこういった傷ができてしまいます。凹みが深く、一部コーティング・化粧シートが破断していて、下の素材が見えてしまっています。
これは修復する必要がありますね。
何が原因かはわかりませんが、化粧シートが剥げて無くなっているところがありました。これは大変です。
水が染みこむと化粧シートの浮きや床内部へのダメージに繋がる恐れがあるので、早急に修復する必要があります。
次に、子どもが食器を引っ張って落としてしまった場所の写真になります。食器が割れると床をたくさん傷つけることがわかりました。この抉れ以外にもたくさんの切り傷が発生しています。広範囲で修復する必要があります。
さて、見ての通り、入居4ヵ月でたくさんの傷・凹みができてしまいました!
想像以上に傷や凹みは発生しやすく、フロアコーティングしなかったことを少し後悔しています。
やはり、小さいお子さんがいる家庭はフロアコーティングしたほうがいいかなと思いました・・・。
一方で、汚れは全然できませんでした☆彡
子どもがご飯を投げ捨てたり、ハイハイするときにたくさんよだれを落とすのですが、完全に乾いた後に拭いてもちゃんと拭き取れます!
防汚性は高そうです。
2.後悔しないための判断基準
ここでは、フロアコーティングするかどうかを迷っている方にどうすべきか判断する基準をいくつかピックアップしています。
判断基準①あなた自身や配偶者の性格
あなた自身や配偶者が、細かい傷が気になるタイプであったり、きれいでないと気が済まないタイプである場合はフロアコーティングした方がいいです。逆に、あまり気にしない大雑把な性格の方は特に必要ないと思います。
判断基準②子どもの年齢
お子さんが小さかったり、今から生まれるという方はフロアコーティングした方がいいと思います。
子どもは物を引っ張ったり投げたりするものなので、床にたくさん傷ができるはずです。
基本的に小さいお子さんはリビング等で子守りすることが多いと思うので、リビングのみをフロアコーティングするのもありだと思います。
お子さん小学生くらいで、性格も落ち着いているのであればフロアコーティングはいらないかもしれません。
判断基準③来客
ご両親や友達等を家に呼ぶことが多い人はフロアコーティングした方がいいでしょう。
床に傷がついていると目立ちますので、目ざといご家族から指摘されるかもしれません。また、例えば兄弟が小さい子どもを連れてきた場合、傷をつけられるかもしれません。
判断基準④価格
コーティングする範囲や種類にもよりますが、合計30~50万程度かかることが多いそうです。
キッチンだけ等、一部分のみであれば10万程度で実施してくれる企業も有ります。
まずは下のバーナーからおおよその価格を調べてみましょう(^^)/
3.フロアコーティングするうえでの注意点とオススメポイント
フロアコーティングを実施するうえでの注意点・オススメポイントを解説します。
「森のしずく」は一条工務店と提携しているわけではない
一条工務店で建てた新築のフロアコーティングといえば「森のしずく」ですが、実は一条工務店と提携しているわけではありません(+_+)
一条工務店の割引があるし、さも提携しているかのように宣伝している人も多いですが、そうではないということを考慮しておきましょう。
一条工務店のスタンスは基本的に『フロアコーティング不要」です。フロアコーティングすることで、フローリングに何か不具合があったときに保証されなくなる可能性があります。
「森のしずくは悪い」というわけではありません。人気のある企業に特化してマーケティングしているだけであり、サービス自体はよく、クオリティも高いと言えます。
見積もり比較しよう
まずは見積もり比較してみましょう(^^)/
フロアコーティングする範囲や種類をいろいろと変えて見て、コスト感をつかみましょう。
こちらからだと、数社の見積もり比較ができます!
施工後の写真をSNSでチェック!
フロアコーティング前後の画像を載せてくれている方は結構います!
こういったブログに載せられるのが嫌な人もいるのでここには載せませんが、検索するとすぐに出てくるので、調べてみましょう(^^)/