堀切峠から呉石方向へ尾根沿いの道を東へ進み、途中から土佐北街道を南に入っていくと水ヶ峰地蔵がある。堂内には3体の仏像が安置されており、中央が御本尊の地蔵菩薩、右が弘法大師、左にが不動明王である。これらは、川之江村高津有友、阿波美馬郡某氏、川之江村土肥久米之助秀美の3氏により寄進されたとのこと(石碑参照)
この水ヶ峰地蔵の前には土佐北街道が通っており、江戸時代、土佐藩主山内公も当地を通って、参勤交代をしていたとされている。岩盤より湧き出る清水が、往来の旅人の喉を潤していたのだろうか。
毎年5月5日には春祭り、虚無僧による尺八献奏がある。2021年は残念ながら中止となった。
水ヶ峰までの道中に、峰の地蔵尊という地蔵があるが、水ヶ峰地蔵とは別物のため、注意。