明治28年(1895年)に川之江町中須で創業し、100年以上続く老舗のお店/中新が倒産したため閉店したとのことです。
非常に残念ですが、皆さん気になると思いますので現況を調べてみました。
1.中新とは
中新の看板を見たことはあっても、実際に入って購入したことがない人もいると思うので、中新とはどんなお店だったか簡単に解説します。
中新は明治28年(1895年)川之江町中須で創業、昭和10年(1935年)祖父が上分町に中新支店を出店し、昭和38年(1963年)に本店へと移行しました。平成9年(1997年)妻鳥町に店舗を移し、現在に至っておりました。歴史ある仕出し屋さんです。
良い料理は、良い食材からという考えで、青果や鮮魚、お米は、産地と品質にこだわり厳選したものを使用し、塩や砂糖といった調味料はもちろん、ダシの決め手となるかつおぶしや昆布まで、すみずみまでこだわった素材を使って、安心して食べられるご飯を作るお店でした。
なお、妻鳥町の店舗では、鮮魚、寿司、焼き魚、惣菜などを販売していました。
最近では、2022年12月に移転オープンしたドラッグストアmac川之江店の鮮魚・寿司コーナーに入っていたので、中新の商品を食べたことがある人も多かったのではないでしょうか。
私個人的には、一般の寿司ではなかなか無いネタのシャコが入っていたので結構好きでした。
2.中新の現況
2024年2月中旬頃、ドラッグストアmac川之江店の鮮魚・寿司コーナーを見ると、衝撃的な張り紙がありました。
と、倒産!?
急いで店舗を確認しに行きました。
すると、何か張り紙が貼っているようでした。
張り紙は令和6年(2024年)1月26日付の、中新の代理人弁護士による告示でした。
少し前に倒産していたんですね。
告知の概要は下記の通りです。
株式会社中新の代理人として、ここに告知する。
・株式会社中新は、債権者各位に対して現在相当額の債務を負担しており、事業の継続が不可能な状況となった。
・同社は破産手続き開始の申し立てを行うこととした。
・今後、破産手続き開始決定を受け、破産管財人の管理下に入る。
・財産の管理・返還・処分については破産管財人が行うため会社敷地及び駐車場への無断立ち入り及び物品の搬出は禁止する。
非常に残念ではありますが、どうしようもありません。
当サイトでは新たなお客さん来てくれるようにできるだけ多くのお店を紹介し、お店を応援していこうと思います。