1.玉取山の大カツラとは
カツラは、四国では700m以上の高地に自生する落葉高木。この巨木は愛媛県1位、樹齢が800年以上と言われており、その高さは38m、目回りは14mある(1992年時点)。周りのヒノキは決して細いわけではなく、通常サイズであることに注意していただきたい。
現物を見ると、その大きさは圧巻で、生命力の強さを実感できる四国中央市屈指のパワースポット。葉が落ちた秋や冬に行くと、空への伸びた枝が藻掻き苦しんでいる無数の手に見えて少し恐怖を感じる。
富郷町と高知県本山町の県境にある白髪トンネルの西方約600m、標高1,100mのやや平坦な山中にある。大森山、佐々連尾山登山口へ繋がる道の途中から少し外れた位置にあり、未舗装ではあるが、すぐ近くまで車で行くことができる。市指定のカツラも近くにあるため、併せて見物しよう。なお、昔は近くに県指定のイタヤカエデがあったそうだが、残念なことに枯死しまったそうだ。